MMオフィシャルブログ

全てフィクションです

イノベーションを起こすための優れたライフハック、というか私のライフ、私の人生、私の毎日、それは隙間時間の有効活用である

先日、読書をいつしているかの話になった。

「隙間時間を使っています。」

 

メールの返信をいつするかの話になった。

「隙間時間とかですかね。」

 

ニュースアプリをいつみるかの話になった。

「まあそれは隙間時間に。」

 

バイトのシフトを考えるのも隙間時間。SNSを見るのも隙間時間。音楽をきくのも隙間時間。LINE漫画を読むのも隙間時間。昼ごはん何食べようか考えるのも隙間時間。隙間時間に何をするか考えるのも隙間時間。

 

一体わたしの毎日に隙間はいくつあるのだろうか。

すきま【隙間・透(き)間】

物と物との間のあいている所。 「戸の-」
あいている時間。ひま。すき。 「嘴(くちば)しを容れたいにも,更に其-が 見つからない/浮雲四迷
油断すき。 「 -もあらば生んと志て/太平記1
 
 
隙間時間というのは、あいている時間、あいていて暇な時間ということになる。
 
ということはあいている時間である隙間時間ではない時間は、塞がっている時間ということになる。
塞がっているとはどういうことか
何かによって塞がれている時間、私の生活で何かによって塞がれている時間はどんな時間で、何によって塞がれているのだろうか。
ふさがる【塞がる】
1 あいていた箇所が詰まる。すき間や穴がなくなる。「家が建って空き地が―・る」

2 物が詰まって通じなくなる。また、物がじゃまをして通れなくなる。「下水管がごみで―・る」「道が落石で―・る」

3 開いていたものが閉じた状態になる。「袋の口がやっと―・る」「あいた口が―・らない」

4 他のものに占められていて、使うことができない。いっぱいであきがない。「手が―・っている」「部屋は全部―・っている」

5 心が、ある感情でいっぱいに占められる。「悲しみで胸が―・る」

6 ふさがり2の方角に当たる。「南が―・っている」

 引用:デジタル大辞典
’’他のものに占められていて、使うことができない。いっぱいであきがない。’’ これが時間が塞がっている時間とするならば、と思いスケジュール帳を開いて見た。
 
えーっと、私の塞がっている時間、いっぱいで空きがない時間は…フム。
 
バイト、ゼミ、友人との食事くらい…か。
フム。
 
いや、バイトは隙間時間にしている。なるべく働きたくないがやはりお金は必要なので、事前に確認できる塞がっていない日にバイトを入れている、すなわち空いている時間にシフトをいれるのでバイトも隙間時間にしているということになる。
 
フム。
 
つまり残る二つ、ゼミと友人との食事が私の隙間ではない時間ということ…になる。
しかし現在手持ちの金銭が少ない私は頻繁に食事に行けるわけもなく、ほとんど友人との食事の約束が…ない。
 
というと私の隙間ではない時間は……ゼミ一択である。毎週木曜日の17時ごろからのゼミ、だいたい2時間から3時間程度のゼミ、……それしか私の隙間ではない時間、塞がっている時間はない。
 
気付いてしまった。
それ以外の時間は全て隙間である。
 
木曜日の隙間時間は21時間、それ以外の曜日の隙間時間は24時間。一週間にすると165時間、一か月にすると約708時間、少なくとも夏休み期間の2ヶ月はその倍1416時間もの隙間時間を私は保有していたのである。
 
デキる人は上手く隙間時間を使う、という話はよく聞くが、特に塞がった時間のない私の場合上手く使うどころの話ではない。大抵のことは隙間時間にしている。
 
隙間時間を使って金銭を稼ぎ、隙間時間を使ってネットサーフィンをし、隙間時間に汚い部屋の掃除をし、隙間時間を使って人と連絡をし、隙間時間を使って好きな音楽や漫画に読書等を楽しみ、隙間時間を使ってアマゾンプライムで映画を観て、隙間時間を使って塞がった時間のゼミに向けた準備をし、隙間時間を使って隙間時間を充実させるための策を練り、最近は何と隙間時間に少し運動もする。そもそもこのブログも隙間時間があまりにもあるために始めた。
そしてそれだけには留まらず更には隙間時間を使って人間の避けては通れない生理的欲求、睡眠や食事もこなす。
 
隙間時間の使い方のプロである。というか毎日がほとんど隙間でできている。
 
しかし、「デキる人は上手く隙間時間を使う」という共通認識が人々にある現代日本、いや現代社会において、この私の事実を知らない人はこう思うだろう。
 
「隙間時間にこんなにも多くの事をこなしているなんて、なんてデキる人なんだろう。」
 
 

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デキる人のイメージを検索しました。

デキる人はなにかが「デキる」に加えて腕が6本あります。

 
 
まさか、隙間時間がそれ以外の時間を大幅に凌駕しているだなんて思いもしないだろう。
何故なら「隙間時間は短時間である」という共通認識を皆持っているからである。
 
まさか私の1日の隙間時間が短くても21時間、長くて24時間だなんて思ってもいないだろう。時間の概念が人々のそれとは明らかに違う。時間、隙間時間のパラダイムの転換がここにはおこっている。誰にも気付かれずにひっそりとイノベーションが到来していた。
 
今後もこの隙間時間の有効活用を通して、残り約半年となってしまった大学生活を有意義に過ごし、イノベーションを起こしたい。そして社会に出ても常にTO DOを意識し、学生時代に身に付けたイノベーティブな時間概念を活かした隙間時間の有効活用を通してソリューションを提案しまくり、イノベーションを起こしたい。
 
えーっと、、どうしたんでしょうか。
この文章は、財布を忘れて片道バスで1時間かかる道のりを歩いて帰ることが可能なくらい隙間時間に恵まれている私による提供でお送りしています。
 
 歩くと暑いな。